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タイガーとライオンの話

ライオンウイスキーを持つおばさん
ラオスを代表するお酒、ビアラオはご存知でしょうか。風味が強すぎず喉越しがよく、東南アジアの気候にぴったりのいくら飲んでも飲み飽きないビールです。地元民もビアラオが大好きで、週末になると昼間からあらゆる場所でテーブルを囲んでビアラオを飲んでいる人々の姿を目にすることができます。ラオスの思い出の一つとしてビアラオを挙げる人も少なくないはず。

ラオスにはビアラオ以外に、もう一つ有名なお酒のブランドがあります。それがタイガーウイスキーです。このタイガーウイスキーは、音楽クラブやゲストハウスなどでフリーで配られることがあるため、知らずに口にしている人もいるのです。ウイスキーなのに価格が低く、場所によってはビールの大瓶一本よりも安く買えたりします(バンビエンでは8,000キープから)。そのため地元民が集まる会合ではビアラオ同様親しまれているのをよく目にします。

タイガーウイスキーのボトル ▲ タイガーウイスキー

アルコール度数が高くて安い。酒好きにとって最高と思われるこのタイガーウイスキーですが、ビアラオのように誰からも愛されるお酒というわけでもなかったりします。鼻に残るような独特のクセがあり後味もいまいち。なにで割っても「安い酒を飲んでいる感じ」がするのです。そのため私はお酒を飲む集まりがあっても、タイガーウイスキーは自然と避けてしまうようになってしまいました。

ビールの気分じゃないとき、お金をあまりかけずに飲めてさらにタイガーウイスキーじゃないお酒はないものか……。そんな気持ちでお店を廻って見つけたのがライオンウイスキーでした。このライオンウイスキー、価格は10,000キープほどでビアラオの大瓶と同程度。さらに飲み口もすっきりしていてタイガーウイスキーのような強い後味も感じません。

3種類のライオンウイスキー
▲ 3種類のライオンウイスキー

さらにこのライオンウイスキーは「2000」「KING」「2008 SPECIAL」と3つのラベル違いをえらぶこともできるのです。それぞれの味の特徴を酒屋で聞いたところ「ぜんぶ一緒」と投げやりに答えられたことがありますが、味はおそらく違います。価格が全て同じなので「今日はKINGにしようかな」と気分でボトルを選ぶのが楽しいのです。タイガーとライオン、対比するような名前が付けられた2つのウイスキー。ラベルを見ても情報が少なく、同じ会社が作っているのかどうなのかすらよく判断が付きません。

ビアラオは試してみたけど違うお酒も挑戦してみたいという方はぜひこの2種類のウイスキーを試してみてください。どちらも安いので損はしません。バンビエンであれば、サクラバーの斜め向かいにある酒屋さん「ナン・ティー・サバイディー・バンビエン」だと他のお店よりもちょっと安く変えておすすめですよ。