ホーチミン、タンソンニャット空港で仮眠を取れる2つの場所
日本からラオスを訪れる経路はいくつかあります。その中で最も使われているのが、タイを経由したエアアジア便【東京~バンコク~ビエンチャン】のルートではないでしょうか。LCCなのでチケット料金がお手軽で便数も多く、とても使いやすい便ではあるもののLCCならではの欠点もあります。

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■手荷物7kgの制限は大きなネック
最も大きな欠点が荷物を制限されてしまうこと。2017年時点でエアアジアに荷物を預けようとすると7kgまで、大きさは56㎝x36㎝x23㎝まで。それ以上の荷物を持ち込むには追加料金を払う必要があります。
パソコンとカメラと持ち込むだけでも2kg近くは行ってしまうもの。さら衣類と生活雑貨などをカバンに詰めるとあっという間に7kgは超えてしまいます。LCCの発券カウンターで追加支払いをさせられている人の姿を目にした人も多くいるのではないでしょうか。これ以外に、座席の狭さや機内の食事が別料金であることなどもLCCならではの不便さと言えます。
■数千円の差で持ち込み手荷物が約6倍に
同じような価格帯で東京~ビエンチャンに行く方法を調べてみると、ベトナム航空のチケットを見つけることができます。エアアジアのセール期間の最安値を調べると東京~ビエンチャンで3万円程度、ベトナム航空なら同じ条件で3.5万円程度。5千円程度の差でLCCではない航空会社のチケットを買うことができるのです(調べる時期によって価格は異なります)。
数千円の差で得られるメリットは
- 機内食が出る
- 席が狭すぎない
- 持ち込める荷物の量が39kgまで
なかでも荷物が39kgまで持ち込めるのはとても大きなアドバンスです。LCCを頻繁に使っていた身としては、荷物の重さを気にしなくていいだけで開放感があるものです。預け荷物の大きさが縦・横・高さの合計が203cmまでの制限があるものの、LLサイズと呼ばれるトランクでも三辺の合計は180~190cm程度。よほど大きな荷物でない限り制限値を越すことはありません。

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■デメリットは便数の少なさ
もちろん、ベトナム航空を使うとすべてがメリットというわけでもありません。エアアジアと比べると便数が少ないため、工程によっては乗り換えで日をまたがなければいけないこともあるのです。経由地はベトナムのハノイかホーチミンのどちらか。
深夜着で早朝発の便を取ってしまったときなど、空港から町に出て両替をして宿に向かってさらに次の朝起きて空港へ向かう必要があります。ベトナムで一泊してしまうとせっかく安い便を選んだ意味がなくなってしまいます。
無駄な出費を抑えたい方のためかどうかはわかりませんが、ホーチミンのタンソンニャット空港には仮眠所のような休憩スペースが2つ存在するのです。
■東の仮眠は長椅子の数が多い
▲ 東の休憩所がある場所
休憩所は2つあります。搭乗ゲート26-27の先にある東の休憩所は長椅子が15脚ほど用意されています。
▲ 東の休憩所に並ぶ長椅子
▲ 東の休憩所のコンセント
ここでは、昼夜を問わず多くの旅行者が横になりながら飛行機の到着を待っています。床には電源があるためスマホやラップトップの充電もできます。寝ている間にスマホの充電を済ませてしまう人も多くいます。
▲ 有料の仮眠所「Sleep Zone」
さらにこのエリアには個室タイプの有料仮眠所「Sleep Zone」も用意されています。この仮眠所は使う時間の長さによって支払う料金が変わります。30分4USドル、1時間7USドルと高めに設定されていました。
■無料でもっと深い眠りを求める人には
▲ 西の休憩所の場所
タンソンニャット空港は東西にまっすぐ伸びた作りになっています。東の休憩所の反対端にも実は休憩所があるのです。西の休憩所が位置するのは搭乗ゲート8-9の先。
▲ 西の休憩所のソファ地帯
こちらのソファはヘッドレストとアームレスト、オットマンが付属したリッチな作り。さらにふかふかのクッションも備えているためほぼベッドと言ってもいいくらいです。
▲ 西の休憩所に置いてあるソファ
この環境にアイマスクと耳栓さえあれば何時間でも寝られるという人もいるはず(私がそうです)。ただしこちらは10席程度とソファの数が少ないため、東の休憩所に比べると座席取りのハードルが高め。コンセントの数も少ないです。
飛行機の乗り継ぎのための空港泊はなかなかしんどいもの。長時間ホーチミン空港で時間を潰さなければいけなくなったときは、東西両方の仮眠設備を最大限使って休憩を取ってみてください。

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