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【シーパンドン】メコン川に点在するなにもない小島でただのんびりする

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ラオス最南部に位置するリゾート地、シーパンドン(Si Phan Don)。ラオス語でシーパン(4,000)+島(ドン)を意味するとおり、下流に向かって川幅が広がったメコン川に4,000の島が点在しているエリアです。

■なにもないのが魅力の牧歌的な島

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ シーパンドンの島々

シーパンドンはリゾート地として知られ、オンシーズンにはヨーロッパから多くの観光客が訪れます。ほとんどの島は無人島ですが、いくつかの島には人が住んでおり滞在することができます。どちらも現地で暮らしている人々の民家と旅行者用のゲストハウスが並び、現地人の暮らしに観光産業が混じり合う形で文化が成立しています。日本で言うと沖縄や奄美周辺の離島に近い感覚でしょうか。

最も有名な島はドンデット(Don Det)とドンコーン(Don Kong)。ラオス語でそれぞれデット島、コーン島という意味を持っています。有名とはいえ、どちらの島もバイクがあれば1時間ほどで見て回れるほどの大きさ。2つの島は橋で繋がっているので移動が簡単にできます。

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ビエンチャンから寝台バスで行くには

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ラオス南側に向かうバスが集うビエンチャン南のバスターミナル

ビエンチャンからシーパンドンに行く場合はバスを使う必要があります。寝台バスで10時間ほどかけてラオス第2の都市パクセーに移動し、その後ミニバンに乗り換えてシーパンドンの船着き場まで行くケースが多いようです。

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ バスターミナルで出発を待つバス

シーパンドンに行くには、まずはビエンチャンの宿か旅行代理店でチケットを買う必要があります。場所によって値段が違いますが230,000キープ(約2,988円)程度が相場でした。夜6時半に宿まで迎えにくるミニバンでビエンチャンの南のバスターミナルまで向かいます。

ビエンチャン 南のバスターミナルで寝台バスに乗りかえ

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ 行き先に4,000 Islandsと書かれたチケット

南のバスターミナルでは、窓口でチケットを寝台バスのチケットと交換する必要があります。このときバス会社の職員が行き先を書いてくれるのですが、パクセー行きの人が多いためこちらが手渡したチケットを確認せずパクセーと書かれることがあります。行き先がシーパンドン(4,000 Islands)になっているか必ず確認しましょう。

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ 南のバスターミナルにあるコンビニエンスストア

交通インフラが整っていない国では、長距離バスは人だけでなく物資を輸送するためのツールとしても使われています。現地人の荷物を積んでいる間はドアは開けてもらえません。荷物が積み終わるまで1時間以上バスターミナルで待つことになります。このバスターミナルにはコンビニエンスストアやコーヒーショップがあるので、待ち時間で買い物をするのがよいでしょう。

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ 寝台バスの2人乗りシート

出発時間が近くなったらドアがオープンするので乗り込み、バスに書かれている寝台席に座りましょう。シートはフラットになっているベッドタイプ。長さは180cmほどです。この路線はひとつのベッドに2人乗りなので、ひとりで乗る場合は知らない人が隣で寝ることになります。自分が乗り込んだときにはラオス人のおっさんのいびきがひどく、また通路を挟んだ隣のシートには他人を気にせずスマホの音を全開にして動画を見ているラオス人もいました。

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ 寝台バスの車内

バス内では軽食と水が配られます。サンドウィッチの場合もあればクッキーの場合も。また各シートごとにコンセントがありますが、足元に設置されているため充電しつつ寝ながらスマホを見るには1.5m以上の長いケーブルが必要です。

■早朝パクセーでミニバンに乗りかえ

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ ナカソンの船着き場までの道

出発から10時間ほどでパクセー(Pakse)のバスターミナルに到着します。シーパンドン行きはここでミニバンに乗り換える必要があります。朝6時台に無理やり起こされることになるので寝ぼけてバスに忘れ物をしないよう注意しましょう。

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ ドンデット、ドンコーン行きのボートチケット料金表

パクセーからは3時間ほどでシーパンドンへの船着き場があるナカソン(Nakasong)という町に到着します。ナカソンのバスターミナルからシーパンドンへのボート乗り場へはバスターミナルから徒歩5分ほど。チケット売り場でチケットを買ってボートに乗り込みましょう。運賃は、ドンデットまでが15,000キープ(約195円)、ドンコーンまでは20,000キープです(約260円)。どちらの島へ渡るにも17時半を過ぎると運賃が5,000キープずつ値上がりします。

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ ドンデットのゲストハウスが並ぶエリア

ボートに乗っている時間は10分程度。ドンデットは船着き場があるサンライズ側(島の東側)と反対のサンセット側(島の西側)に別れています。島の端をぐるりと道が囲んでおり、どちら側にも数多くのゲストハウスやバンガローが並んでいるので宿を探すのは難しくありません。

■シーパンドンにある安宿の相場は?

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ ニンニンゲストハウスの手前の道を右折するとサンセット側へ行ける

バンガローの価格は2人用で40,000キープ(約521円)が相場。2人で部屋をシェアするとラオスの一般的なドミトリーの半額ほどの価格です。宿の値段が低いためか、なにもせず長期滞在するヨーロッパ人が多く遊びにくるようです。多くの安宿は川の水をそのまま引っ張ってきているのでホットシャワーが使えません。そして安宿のほとんどは手入れが行き届いておらずボロいです。

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ 雨季のドンデットのぬかるんだ道

島ではイルカ見学ツアーやカヌーツアーなどのアクティビティを楽しむことができます。5月から10月の雨季は客が極端に少なくなるようで、5月後半の段階で観光客の姿はまばらでした。また、道路が細くて整備されていないため雨季になると水たまりがそこらじゅうにできて歩きづらくなってしまいます。

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■旅行代理店のぼったくり&詐欺に注意

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ ドンコーンに向かうボート

シーパンドンにある旅行代理店で働いているスタッフは客を騙そうとするので気をつける必要があります。自分は島からパクセーに移動する際、ボート代込みのバスターミナルまでのチケット見せたら、「このチケットにはボート代が含まれていない」と嘘をついてお金を二重に取ろうとしてきました。

船着き場すぐそばの左手にあるツアー会社のスタッフは同じような詐欺を繰り返しているので利用しないほうがいいでしょう。船着き場につくと声をかけてツアーを薦めてぼったくろうとしてきます。ここの人間は無視して宿を探しましょう。

ラオス人ではない外国人が働いてるレストランや宿ならなにかしらのアドバイスをもらえるはず。島についての情報が欲しい場合は外国人が働いているレストランなどに寄ってみましょう。

■陸路で国境を超えてシェムリアップカンボジア)にも行ける

シーパンドン、ドンデットへの行き方 4000 Islands, Laos ▲ 朝には網で魚を捕る地元民の姿が見られる

ドンデットとドンコーンは道が細く車がほとんど通っていないのどかな田舎町です。さらに島なので異国感があってのんびりするのに向いています。メコン川の向こうにはカンボジアが見えます。

ビエンチャンからアンコールワットがあるカンボジアシェムリアップにに向かう途中に一休み、というコースもいいのではないでしょうか。シェムリアップまでは近いのですが国境超え時のバス乗りかえなどで10時間以上はかかってしまうようです。シーパンドン内の旅行代理店を利用するとぼったくられる可能性が高いので、移動する際のチケットを買うのであれば宿で取ったほうが無難でしょう。